えんじょるの

現役ケアマネジャーのえんじょるのプロジェクト代表が、現場目線で考えた、買い物弱者問題を解決するITシステム「えんじょるの」と高齢化社会の話をします!あと時々脱線ネタも(^-^)

気持ちのいい朝です

 5月の信州は私が1番好きな季節。

新緑が芽吹いて、私の通勤ルートも緑のトンネルに変わります。

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緑といってもこんなに種類があるのかと思う位、色々な濃さや明るさの緑があるんですよ。

 

今度東京から、買い物難民問題に取り組む仲間が「えんじょるの」の視察に来てくれます。

せっかくなので信州の自然もしっかり堪能していっていただきたいと思っています。

 

楽しみ〜

お待ちしてますよ!

高齢者と医療

今日は少し真面目な話を。

 

先日一人暮らしの94歳の男性が、主治医の勧めで週3回透析を受けることになりました。本人もそれを希望したとの事です。

 

その後、遠方に住む息子さんからこんな話がありました。

「本人は歩けないので、週3回透析に通うにはタクシーを使わないといけません。その料金、毎月60,000円を私が払わなければならなくなりました。本当に大変です…」

 

父親の命に引き換えるわけにはいかないので、息子さんは何とかして支払うと言っていましたが、その時の息子さんが言った一言が忘れられません。

 

「あの人は、まだ生きたいのか…」

 

それぞれの家庭に、それぞれの事情がありますが、とても重い言葉でした。

 

日本では誰もが高度な医療を受ける権利を持っています。しかし、日常生活でさえ介護が必要な高齢者にとっては、医療を「受ける事」自体がとても大変なことなのです。

 

一体誰が送迎するのか

一体誰が家で薬や医療器具の管理をするのか

 

仮に皆さんが医者から、「この治療をしないとお父さん(お母さん)は一週間で亡くなります。」と言われたら、拒否する事は出来ますか?

そんな苦しい選択の末、親に医療を受けさせる為に生活が追い込まれていく息子さんや娘さんたちを、ケアマネジャーをしながら大勢見てきました。

 

親の介護をする為に離職する事を「介護離職」と言います。国は介護離職を減らそうとしていますが、現実は問題が山積みです。

 

透析が始まる高齢男性の気持ちと息子さんの気持ちの間で溜息をつきながら、今日も仕事してきました。

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アニメ制作④〜完成〜

えんじょるの説明用アニメ作りも、最後の仕上げです。「えんじょるの」の仕組みを説明するミュージックビデオができたので、後はその前後に「えんじょるの」の特徴などを説明するナレーションを加えれば終了です!

ナレーションは歌を歌ってくれた歌手のAさんに再びお願いしました。

 

もうミュージックビデオを作り上げた私にとって、ナレーションなんてお手の物です。ちゃっちゃと仕上げると、

遂に完成〜!

約6分間のえんじょるの説明用アニメ、題して

「えんじょるのってなんじゃろな?」

 

汗と涙の結晶です。是非観てください。

https://www.youtube.com/watch?v=NJEMIUGKDcw

 

いや〜、かなり手作り感満載ですが、ど素人でもやれば出来るんですね〜。

良い勉強になりました(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメ制作③〜絵を描く〜

「えんじょるの」アニメ制作は続きます。歌が完成したので、次はこの歌に合わせてアニメ動画作り!

 

でもさすがにこれはかなりハードルが高い。以前ブログに載せましたが、何しろ私の絵は5歳児並み。

 

 

 

 

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これ、ゾウのキャラクターのつもりです…一応。「逆に素人っぽさが受けるかも」と一瞬頭をよぎりましたが、やはりギャンブルすぎるので断念。

 

やはり絵だけは上手い人に描いてもらうことにしました。(歌も上手い人に歌ってもらいましたが…)

そこでお願いしたのが、ネットで見つけた超個性的な絵を描くKさんです。この方に絵を書いてもらいたいと思い、早速連絡を取ってお願いすると、嬉しいことに快諾!すぐにストーリーに合わせて何枚か絵を描いて頂くことが出来ました。

 

でも皆さん考えてみてください。普通アニメってキャラクターが動きますよね。でも、描いてもらったのはただの絵です。

 

当然動きません。

 

 

 

 

 「・・・うわぁ〜、そこまで考えてなかった〜!」

って、ホントに自分で馬鹿だと思います・・・

 

 

でも、色々調べてみたら、無料のアニメ制作アプリ「キュウベエ」を使えば、絵の中のキャラクターを少しだけ動かすことが出来る事を発見!

 

そこで私は無い知恵を振り絞って考えました。

「キャラクターを動かすのではなく、紙芝居のように画像を差し変えていけば良いんだ。そしてその中で、少しだけキャラクターに動きを加えれば、それらしくなるかも。」

 

そんな訳でトライしてみたところ、これが意外とイイ感じなんです。

 

 

無謀なチャレンジは、まるで綱渡りの様に危うく、それでも滑落せずに少しずつ前進しているのでした。・・・続く

 

 

 

アニメ制作②〜歌を作る〜

世界一、ロークオリティなアニメを作ってしまった反省から、いよいよ本格的な「えんじょるの」アニメ制作が始まりました。

 

まず私が考えたのが、ミュージックビデオにする事でした。

「歌を聴きながら楽しく仕組みが分かれば、皆さん見てくれるに違いない!」

 

(・・・素人のくせに、いきなりハードルあげますよね〜。我ながら、この性格一生治らない気がします)

 

当たり前ですが、ミュージックビデオと言うからには歌がないといけません。

そこで私は、歌を作ることにしました。そう、自分で作詞作曲です。(自分で歌う事も一瞬頭をよぎったのですが、「それだけは、危険すぎる!」と、本能的にわかりました…)

 

でも最近は便利なサイトがあって、そこを使えば、楽器も弾けない音楽ど素人の私でも歌が作れちゃうんですよ。そのサイトがこちら。

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https://coconala.com/

具体的な作り方は、まず私の頭の中に浮かんだメロディーを鼻歌にしてスマホに録音します。そしてその録音した音源をこのサイトで自分の気に入った演奏家に依頼をすると立派な伴奏にして返してくれるのです。

そしてできた伴奏に合わせて、これまた自分が考えた歌詞を歌い、それを録音してこのサイトにお願いをすると、またまた自分の気に入った歌手が素敵な歌を吹き込んで返してくれるのです。

こうして完成した歌がこちら!

https://youtu.be/RB9cRdldknM

歌手のAさん、ほんとに素敵な歌声です。

 

いや〜、歌作るって本当に楽しいです!特に自分で作った歌は格別。何百回も聞きましたがホントにイイ歌なんですよ〜。(そう思ってるのは私だけかも知れませんが・・・(^^)

 

まだまだアニメ制作は続くのでした。

アニメ制作①〜チャレンジ開始〜

以前、えんじょるのの仕組みを高齢者に説明することがとても大変だという事を書きました。

でももっと苦労したのが、実は「買い物に行ってくれる援助者」に説明することでした。

 

今は新聞などでご紹介いただいたこともあり、ご自分でパンフレットやホームページを見て仕組みを理解して下さる方がほとんどなのですが、昨年の運用試験の時は大変でした。

 

何しろ説明するにも、協力者30名一人ひとりの所へ行って、お手製の説明書を見せながら細かくやり方を説明するのですが、これがなかなか伝わらないのです。

必死の説明が終わり、やれやれと感じていると、

「それで結局は、誰が高齢者からの電話にでるのですか?」なんて質問が来て、(…電話オペレーターはいないって何度も言った筈なのに、全く伝わっていない…)と打ちひしがれる日々が続いたものでした。

 

そこで私が考えたのが、「一人ひとり説明して回るのは時間がかかりすぎる。(ホントは疲れた!)そうだ動画を作って、それを配信すれば、皆それを見て理解してくれる。しかもアニメなら、楽しく見てくれる筈!」

という事で、私は早速、説明用のアニメを作る事にしたのでした。もちろんお金はありませんから、自分で…(^^)

 

ネットで検索すると、ありましたよ~、無料アニメ制作アプリ!「キュウベエ」!

早速このソフトを使い、自分で絵を描いてアニメを作ってみました。

 

最近は凄いですねー。何でも無料ですからね。こんな凄いソフト、昔なら何万円もしたと思います。使い方も簡単で、ナントたったの2日で5分間の説明用アニメが出来てしまったのです。

 

でも、できたアニメはというと・・・

キャラクターの口が動くだけのつまんないアニメ。しかも絵のレベルは5歳児並み。加えてアニメの声優は・・・私(46才のオヤジ)

 

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パソコンのキャラです...一応

 

(誰が見るんだ、これ・・・)

 

恐らく世の中で1番ロークオリティのアニメを作り上げた瞬間でした。

 

「死んでもこれをユーチューブにアップする訳にはいかない…」

と良心までもが咎めてしまった私は、心を入れ替えて本格的に説明用アニメ制作にチャレンジする事にしたのでした。

 

・・・続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商店街での出来事

先日仕事の休みの日に、いつも頼りにしている包括支援センターのKさんに、近くの商店街の振興会理事のHさんに会いに連れて行ってもらいました。

 

なんとこの商店街、画期的な取り組みが評価されて、全国から注目を集めている有名な商店街で、内閣総理大臣賞や、中小企業庁経産省から数々の賞を貰っているのです。

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そんな有名な商店街の振興会理事のHさん。そこでHさんから貴重な話をして頂きました。

 

実はこの商店街のお惣菜屋さんも、数年前に電話注文による買い物サービスを行ったとの事。お惣菜の注文と一緒に、商店街で買い物して届けるというサービスでした。しかし実際は大失敗をしたそうです。どういう風に失敗したかと言うと、

 

注文を受けたお惣菜屋さんの従業員が、買い物をして高齢者の家に商品を届けると、高齢者は既にお茶を用意していて、

(高齢者)「せっかく用意したんだから飲んで行ってくれなきゃ困る」

なんて言われて、

(従業員)「じゃあ一杯だけ」

と言ってお呼ばれすると、次々とお漬物や煮物などが出てきて、お茶飲み話も終わらずに、従業員はいつまでも帰れなくなってしまうそうです。そして、そんな注文が1日に何件も続くと仕事にならなくなってしまったとの事・・・😅😅😅

 

嘘の様な本当の話・・・

 

しかもHさん曰く、

「高齢者は買い物に困って注文するのではない。話相手が欲しいから注文するんです。本当は買い物には何にも困ってないんです。」との事。

 

これまた、ちゃぶ台返しをする様な、大胆なご意見!

 

でも、長年高齢者に関わってる私には分かる気がしました。

 

高齢者は、パーティ用のピザも、お弁当のおかずも買う必要はありません。好きな漬物とご飯があればそれで良いのです。だから商店街に電話してお惣菜を注文はするものの、本当はお惣菜が欲しかったのではなく、それよりも「お惣菜屋さんの優しいお兄ちゃんが届けてくれる」事の方が【魅力的な商品】だったのでしょうね。

 

「高齢者は買い物に困っていない!」

 

ある意味真実かも知れません。Hさんが言った言葉が、あれからいつも心に引っかかっています。何だか複雑な気持ちになった日でした。

 

それにしても、お惣菜屋さんのお兄さん、なんて良い人なんだろう(^^)

取引と援助の違い?

「取引」と「援助」の違いについて考えてみました。

 

「取引」って、いわゆる交換することです。例えば、物とお金、お金とサービスなど。

自分が何かを与える代わりに、相手から何かをもらうのが「取引」です。そして、その約束が「契約」ですね。ですから取引をする時には契約を交わすことになります。f:id:enjorno:20190508225134j:image

 

一方で、援助とは、困っている人を助けることをいいます。それは一方的に与える行為です。

 

この取引と援助、「自分が相手に何かを与える」という事は同じでも、与える側の動機が全く違いますよね。

 

「えんじょるの」は、その名の通り「援助」をベースにした仕組みです。だから助ける人と助けてもらう人の間に契約はありません。

 

昔からある近所の助け合い…例えば足の悪い高齢者の代わりに、近所の人が買い物をしてきてあげる。そして、そのお礼に感謝の気持ちとして高齢者は500円を差し上げる。これって援助関係ですよね。

しかしこれが取引関係になると、「買い物をしてくること」、そして「500円を支払うこと」、それぞれが「義務」になってしまいます。

 

なんだかとても味気なくないですか?

結果は同じでも、ちっともハッピーになりませんね。

 

つまり、「援助関係」は、相手に見返りを求めてしまった途端に「取引関係」に変わってしまうと言う事かも知れません。

 

「えんじょるのが、この先も決して取引関係にならないように・・・」

 

契約だらけのこの世の中ですが、これからも「えんじょるの」は、そんな繋がりを提案して行きたいと思います。

 

高齢者への説明

またまた、去年10月に行った運用試験の時のこと。

 

私は実験に参加してくれる高齢者一人ひとりに、お手製の説明チラシを持って「えんじょるの」の仕組みと使い方の説明をして回りました。

 

「えんじょるの」は、電話で着信を入れるだけで、自動でマッチングをする仕組みなので、電話が繋がったら一旦電話を切って待たねばなりません。

 

でも、これがなかなか高齢者には理解していただけないのです。

 

まずほぼ全員が、電話が繋がったら、話し始めます…

 

高齢者 「もしもし?・・・もしもーし?・・・アレ?」なんて言って(^^)

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そりゃそうですよね。電話は話す為の物であって、話さないで切るなんていう使い方はしませんからね。

一応自動音声で「電話を切ってお待ち下さい」と説明もするのですが、皆さん見事に全員、

 

聞いちゃいません!

 

ここまで皆さんの反応が同じだと、一瞬コントかと思うくらい(^^)

思わず微笑んでしまうのでした〜。

 

ちいきほーかつけあしすてむ?

って聞いた事ありますか?

正しく書くと、「地域包括ケアシステム」です。何だか難しそうな名前ですね。

 

これは、超高齢化社会を乗り切るために厚労省が打ち出した「地域のあり方」を示したものなんです。

 

ザックリ言うと、「介護が必要な高齢者を地域全体で支える仕組みを作ろう」って事なんですが、この仕組みの土台となるものって何だと思います?

 

それは「互助」=「地域住民同士の助け合い」なんです。

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ナント土台ですよ!1番大事な土台。

 

これって少し深読みすると、国はもうお金がなくて、公的サービスだけで増え続ける高齢者を支えることが出来ないって事なんですよ。

 

災害の時、医者は重症な患者から先に治療して、軽傷な患者は後回しにしますが、それと同じで、介護保険においても限られた財源は、重度の要介護者に使わなくてはならないのです。

 

だから例えば、あなたが近所で困ってる高齢者を見つけたら、市役所に言ってヘルパーさんを派遣してもらうのでは無くて、自分自身で助けて下さいって事なんです。

 

ハードル高いですね〜。でもこれが現実なんです。

 

でもそんな今だからこそ、「えんじょるの」の出番!

買い物代行を通じて、たくさんの出会いが生まれ、助け合い溢れる地域作りに役立てたら嬉しく思います!

 

「えんじょるの」は8月からシステムをリニューアルします!よりシンプルに、より大勢の人に使って頂けるように!

詳しくは後日発表しますね。

皆さん、どうぞよろしくお願いします!

 

 

 

 

3000年の歴史

私は高齢者のケアマネジャーをしています。

今日ふと思いついて、私1人で担当している40名弱のご利用者全員の年齢を足してみました。

合計は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3472歳

 

…平成、令和なんてレベルじゃないですね。縄文クラスです。

 

3000年以上の人生を前にして、たかだか46才の私が、かなうはずもありません。

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お見それしました!

あざっす!

 

秘密大公開 -その4-

なぜ最新のITシステム「えんじょるの」は、昔からある「電話注文による宅配」というアナログな仕組みにしているのか?

 

4回にわたるシリーズ最終回も、この疑問にお答えしていきますね。

 

高齢者は、使い慣れた「電話」しか使わないので、「えんじょるの」は電話注文にしていると前回ご説明しましたが、今回は、その電話注文に隠された、「えんじょるの」の最大の秘密をお教えしますね!何しろ、この部分で特許申請してるんですから、正に「えんじょるのの核」の話なんです。乞うご期待!

では早速、

 

「えんじょるの」の最大の特徴、それは電話注文なのに電話オペレーターが要らないと言う事なんです。

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音声認識をするコンピューターが注文を聞くのではないかって?。いいえ、ちゃんと人間が電話で注文を聞くんですよ。

オペレーターもいないのにどうやって?って感じじゃないですか?

 

ではご説明しましょう。

 

 

通常電話注文を受けるオペレーターが、電話で確認する項目は3つあります。

1つ目は何を買ってくるかと言う事。

2つ目はどこのスーパーで買ってくるかと言うこと。

3つ目はどこに届けるかと言うことです。

この3つを確認しないと買い物代行はできませんからね。

 

さて「えんじょるの」はこの3つの確認項目のうち、2つ目の「どこのスーパーで買って来るか」という情報と、3つ目の「どこに届けるか(高齢者の自宅の住所)」の二つの情報を、高齢者の自宅の電話番号と紐付けて「えんじょるの」のウェブサイトに事前登録するようにしました。

 

こうすると、実際にこんな事が出来る様になるんですよ。

 

まず始めに、高齢者が買い物を頼みたい時、「えんじょるの」に電話を掛けると、「えんじょるのは」自動音声でこの様にアナウンスをします。「後で買い物に行ってくれる人から電話がかかって来るので、一旦電話を切ってお待ちください。」

そして、高齢者が電話を切って待つ間に、「えんじょるの」は、高齢者の電話の着信番号から、事前登録された情報を引き出して、

「今、○○に住む80代の女性が、○○スーパーで買い物をしてきて欲しいと言っているので、誰か買い物に行けますか?お礼は500円です。」

という案内文を、メールやLINEで登録援助者に一斉配信します。(当然ながら、この時点では利用者の個人情報は伏せて配信してあります)

 

案内文を確認した援助者の中で受託希望者がいたら、その人は「えんじょるの」に返信メールを送ります。これで無事マッチングが完了。(ここで初めてマッチングした援助者に、利用者の連絡先をメール配信します。)

 

マッチングが完了したら、決定した援助者は高齢者に電話をかけて、この時初めて、1つ目の「何を買ってくるか」を聞きとるという具合なんです。

 

お分かりになりましたか?ほんの些細な発想の転換ですけど、こうすれば確かに電話オペレーターは雇わなくても済みますよね。

注文時に電話オペレーターが不在と言うのは、ネットスーパーと同じなんです。さながら「えんじょるの」は「高齢者のネットスーパー」と言えるかも知れませんね。

 

こうして、めでたく電話オペレーターの人件費削減に成功!一歩幸せに近づきました!

 

という訳で、今回のシリーズは久々に頭を使ってブログ書いてしまいました。

「秘密大公開4回シリーズ」お読みくださりありがとうございました〜!

秘密大公開 -その3-


なぜ最新のITシステム「えんじょるの」は、昔からある「電話注文による宅配」というアナログな仕組みにしているのか?

 

全4回シリーズでこの秘密を暴露しちゃいます!今回はその3回目。

 

 前回までは「宅配」に込められた秘密について話をして来ましたが、今回からは「電話注文」にスポットを当てて話しましょう。では早速、

 

この情報化時代に何故電話注文なのか?

答えは、ズバリ!

高齢者は電話しか使えない人が多いから

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これは皆さんイメージ湧きますよね。

でも本当は、パソコンやスマホを「使えない」のでは無くて、使う必要性を感じないから「覚える気が無い」のです。

高齢者は今まで生きてきた人生の延長線上で暮らしています。その環境が心地良いのです。

ですから買い物のに困ったときにインターネットを使って問題解決しようとは思いません。自分たちの人生の中でやってきたやり方で、買い物の問題を解決しようと考えます。

例えば娘に電話で買い物を頼んだり、近所の人にお願いをしたり、それができなければ我慢しようと考えるのです。皆さんとても我慢強いので、我慢する事がさほどストレスにもなっていませんし。

でもそれが良いのです。それで不満はないのです。

 

だから、高齢者の買い物難民問題を解決しようと思ったら、その手段として、メールやタブレットなどの最新の機器を提案しても無駄です。やはり使い慣れた「電話」なのです。

 

だからえんじょるのは、電話注文なのです。

ネットスーパーで、買い物難民問題が解決できない理由は、これなんですね。

「高齢者はネットスーパー を使う気がない!」

ズバリこれに尽きます!

 

さあ、次のブログでは「えんじょるの」の電話注文に隠された最大の秘密を公開しちゃいますよ。

 

(えんじょるのの秘密その4へ)

 

 

 

 

 

 

秘密大公開 ‐その2‐


なぜ最新のITシステム「えんじょるの」は、昔からある「電話注文による宅配」というアナログな仕組みにしているのか?

 

前回のブログで、「宅配」は他の手段よりコストが安いから、「えんじょるの」は「宅配」を採用していると書きました。今日はその続きです。

 

いきなりですが、「えんじょるの」の宅配はただの宅配ではないのです。

ナント、配達をする人はお店の従業員ではなくて一般の買い物客なのです!しかも配達だけではありません、電話での注文の聞き取りから、商品の買い出し、会計まで全てお客さんが行うのです。そして相手の元へ商品を配達をした際は、相手の方から直接、手間賃500円と立て替えた商品のお代を頂くのです。

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驚きましたか?今流行りの、シェアリングエコノミーって言うアレですよ。買い物に行ける力をシェアして、「お互い幸せになっちゃおうっ!」て訳です。

 

こうすると、とても良い事があるんですよ〜。

 

まず一番喜ぶのは食品スーパーでしょうか。何故なら、スーパーは何もしなくてもいいんですから。言うなれば、お客さん同士で買い物代行して届けてくれるから、スーパーは何もせずに売り上げが増えるんです。

 

通常、食品スーパーは、電話オペレーターや配達員を雇い、配達用の車を買ってお客様に届けているんです。当然人件費やガソリン代、車両購入費がかかるので、なかなか利益を出せません。

 

それが…何もしなくて良いのです…最高ですね。

 

続いてお客さんにとってのメリットですが、この場合、自分の買い物のついでに買い物をして帰り道に届ければ、500円の副収入が手に入ります。買い物の依頼がメールで届いたときに、自分の都合に合ったものだけ選んで受けられるので、負担も少ないですし。

買い物に行ったついでに、人に喜ばれて、しかも500円手に入ればお得ですよね。

 

最後、買い物を頼む利用者にとってのメリット。お礼の500円で、頼んだその日のうちに買い物してきてもらえるんです。片道250円のバスで買い物に行ったというイメージですね。通常民間の家政婦に頼むと1回に3000円は取られますからね。それに「えんじょるの」は、どの食品スーパーでも使えるから、慣れたお店のアノ商品がピンポイントで頼めるんですよ。

 

本日は、ただの宅配ではない「えんじょるの」のメリットについてお話ししました。本当は他にも沢山あるのですが、又の機会に。

 

まだまだ「えんじょるの」の秘密は続きますよ〜。

 

(えんじょるのの秘密その3へ)

秘密大公開 ‐その1‐

人に「えんじょるの」の説明をすると、多くの方からこのようなご意見をいただきます。

 

「電話注文なんですか?じゃあ、自分で見て選びたくても出来ないのですね。」

 

ごもっともなご意見だと思います。

私もコンビニで大好きなアイスクリームのコーナーをニヤニヤと眺めている時間が大好きです。いつも5分位は動きません(^^)。自分で選ぶのは、やっぱり楽しいですよね。

 

本日は、なぜ最新のITシステム「えんじょるの」が、昔からある「電話注文による宅配」というアナログな仕組みにしているのか?これに隠されたふかぁ〜い秘密をご説明します。

 

きっとこれを読めば、あなたも「えんじょるの通」になりますよ(^^)

(別に「通」になりたくなくても、是非お読みください)では早速!

 

「えんじょるの」が宅配を選ぶ理由は、ズバリ、配送コストが1番安いから

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もし仮に、買い物をしたい高齢者がお金をたくさん払うことが出来たら、付き添いを雇ってタクシーで買い物に行けば良いし、はたまた、お店にお金を払って、トラックでお店の商品を販売に来てもらえば良いでしょう。

 

でも現実はそうはいきませんね。毎日食べるものだからこそ、なるべくコストをかけずに調達したいですよね。

 

人をお店に連れて行ったり、お店の商品を家の近くまで運んだりするのは、とてもコストがかかります。だから、「えんじょるの」は「宅配」を選びました。

 

もちろん「宅配」もコストはかかります。でも相対的に安いのです。配送コストが安いと言うことは、結果的に注文する人の金銭的な負担が減り、お店もきちんと利益を出せるという事です。

これが1つ目の秘密です。

 

(まだまだ序の口。更に驚きの秘密がありますよ〜。続きは次回「秘密その2へ」)