久しぶりに福井県に帰りました
この2年間コロナで県外往来ができなかったのですが、つい最近2年ぶりに実家の福井県に帰って家族と会ってきました。
今回は私の実家の和食屋を、後継者として継いでいる姪の友美の話をします。
私の実家の和食屋は「割烹かばた」といい、福井県で100年前から続く老舗の和食屋です。元々は魚屋で、和食店になってからも新鮮な魚が売りの人気店でした。3階建ての大きな店舗で、1回は和食レストラン、2階と3階は100名規模の宴会が可能な宴会場になっています。2年前までは、週末になるとレストランも宴会場も大盛況で商売も順調だったのですが、コロナで2年前から経営は悪化・・・悪化どころか現在はボロボロで、実は倒産寸前なのです。
そんな中、姪の友美が孤軍奮闘していました。
友美は曾祖父の代から続いている店を潰したくない一心で、何とか活路を見出すために新しいビジネスを始めようとしています。それは、ネットショップ。
和食屋がネットショップで何を売るかというと・・・
「釜めし」
実家の店は、新鮮な海鮮を使った刺身や天ぷらも旨いのですが、それ以上に人気があるのが海鮮を使った釜めしなのです。友美は、この釜めしを冷凍してネット販売しようとしているのです。
実は彼女、この為に昨年経済産業省の「事業再構築補助金」の採択を受けており、その補助金で、作業場を改修し、釜めしを急速冷凍するために必要な特殊な3D冷凍庫を買い、福井の郷土料理家のコンサルティングを受けながら、ようやく商品開発までこぎつけたのです。あとは最後の大詰めで、現在ネットショップを制作しています。しかもお金がない中で、これらの作業を彼女は全て一人でやってきたのです。そして嬉しいことに、先日福井県が行った「福井の食の魅力を高めるセミナー」で、彼女がこの釜めしをサンプルとして出したところ、有名な食品コンサルタントの岩城紀子さん(Smile Circle株式会社代表)から「これ、絶対いけるわよ!私が保証する。」という言葉までいただいたそうです。
こんな身近に、必死に未来を切り開こうとして頑張っている若者がいました。私もとても勇気をもらうことができました。
ネットショップの開店は4月中を目指しています。私も微力ながらネットショップ製作などにお手伝いをしております。またブログでも案内させていただきます。
抜群においしいかったですよ~、皆さん買ってくださいね!(^^)!
人生万事塞翁が馬
新年になってから始めた4つのチャレンジ。
1 チャレンジショップ
2 ものづくり補助金
3 アントレプレナーコンテスト
4 絵本コンテスト
全敗でした…
さすがに凹みます。あ、でも、ものづくり補助金は先月再挑戦したので、その結果はまだですが…
「何もしないより、挑戦して失敗した方がいい!」
なんて普段は粋がった事言ってますが、精神的にはかなりキツイ(笑)でもやり続けるしかないからやります。
今、既に新たな挑戦を始めてます。
それは5/28に、講演会とコンサートのイベントを開催するのです。題名は、「ヤングケアラーについて知ろう!〜講演会とコンサートで共感の輪を広げたい!〜」多くの地域の方々に来ていただく為に、これからプロモーション活動を兼ねたクラウドファンディングを始めます。
人生には過去も未来もない。あるのは今だけ。過去の失敗にどういう意味づけをするかで、今が変わる。だからこの4つのチャレンジの失敗は、イベントに全力投球する為に必要だったと思う事にします!
漫画の第2話でました!
先月からレタスクラブのコミックエッセイで連載が始まった、私が主人公の漫画。「48歳で認知症なった母」第2話が出ましたよ〜
第1話が出てから随分と日が経っていたので、私は
「もしかして、人気がなくて第1話で終了なのかなぁ…、そんなの早すぎるぜ~!」
と、内心ドキドキしていました。でも、無事にでました~。
ホッとひと安心(笑)
退職させられるほど症状が進行した若年性認知症の母。ホットケーキを作ろうとして火が…! - レタスクラブ
歌を作りました
新しい歌を作りました。
この歌は、昨年大好きなお父さんが亡くなってしまった、ある中学生の少女の為に作った歌です。
その少女は、あまりのショックで、今なお幻覚に苦しみ、学校にも行けず、世の中のすべてを拒絶してしまっている状態だそうです。
この歌が少しでも、彼女の生きる力になって欲しい・・・
今はまだ彼女は音楽を聴く気持ちにはなれないそうですが、いつか聴ける時が来たら聴いて欲しいと思っています。
曲名は「レジリエンス」。回復力という意味です。辛い運命の中で苦しむ少女が、神様に救いと希望を、そして強さと勇気を与えてほしいと祈る歌です。
今はまだ仮歌ですが、宜しければ皆様も聴いてください。
「レジリエンス」Copyright©美齊津康弘2022
じーばーイーツ代表とZOOMしました!
先日ブログでご紹介した「じーばーイーツ」
これは、高齢者の家に弁当を届けるボランティア。でも、ボランティアスタッフはお弁当を届けるだけではなく、高齢者の家で一緒にその弁当を食べてしまうのです。そう、これは一人で寂しく食べる「孤食」を減らそうというボランティア。
凄いですよね~。このネーミングのユニークさ。そしてこの発想とそれを実現してしまう実行力。
私はこの記事を見た時に、「このジーバーイーツを始めた人と話がしたい!」と本能的に思ってしまい、早速その場でSNSにて連絡を入れたところ、代表の村瀬さんがすぐ返事を下さり、その翌日にZOOMで話を聞かせてくれることになったのです。
代表の村瀬さんは、とても明るくて気さくな女性でした。普段はデイサービスで介護福祉士として働いているそうで、色々話をしていると、この村瀬さんは数年前にも面白いボランティアをされていました。それが、「世界一やさしいレストラン」というもの。
これはどのようなボランティアかというと、レストランを土日の二日間借り切って、完全予約制でお客さんに来てもらうのです。そして面白いことに、レストランのスタッフは認知症の高齢者、そしてお客様はその高齢者のご家族なのです。認知症の高齢者が生き生きと働いている姿を家族に見てほしい、そして高齢者自身に楽しみと役割を持って欲しいという想いで始めたそうです。その為にクラウドファンディングをして資金を集めていました。催しは大成功だったようで、実は昨年もこの「世界一やさしいレストラン」の第2回目を行いたいと考えていたそうです。
しかしそこで襲ってきたのが、コロナ。
とてもレストランを借り切って実施できるような状況ではなくなってしまい、代表の村瀬さんは迷いに迷った挙句に、この「じーばーイーツ」を考案したとの事でした。
いやー、めげないどころか、逆境からの発想がすごい!
しかも村瀬さん、発想だけではなく実行力も勉強になりました。それは、資金調達力!やはりボランティアとは言え、運営資金が必要になります。実はえんじょるもの資金繰りにとても苦労したことがあります。(今もしていますが・・・)
そこで私はとても興味があって村瀬さんに資金調達はどうやってしているかを聞いてみたのです。すると、3つのルートから調達しているとの事でした。それが、
1 太陽生命財団の補助金
2 豊田市の介護予防プロジェクト補助金
3 11社からなる地元企業からの協賛金
の3つ。なるほどなるほど!勉強になります!
他にもじーばーイーツの事を色々教えて頂きました。もし長野でやるときは協力して下さるそうです。面白そうだから、やってみようかなぁ~
村瀬さん、本当にありがとうございました!!
P.S. もう一つ驚いたことがありました。村瀬さんが「世界一やさしいレストラン」のクラウドファンディングをしていた時に、大勢の支援者の中に「YUKKO」さんという方がいました。実はこの「YUKKO」さんは、私が「えんじょるの」でクラウドファンディングをしたときにも支援してくださっている方なのです。今でも時々メールでやり取りしながら「えんじょるの」のことを応援してくださっています。今回偶然に村瀬さんのクラウドファンディングサイト内で「YUKKO」さんの名前を発見し驚いてしまいました。こんなつながりがあるのですね。「YUKKO」さん、ご覧になってますか~?
講演会&コンサートやります!
えんじょるのを運営している「一般社団法人 生活互助支援の会」 は、人同士が繋がりやすいシステム「えんじょるの」を使って地域の人同士の助け合いを広めていこうとしています。
これは、「困っている人、苦しんでいる人、悲しんでいる人が孤立しない社会を作る」という法人の運営目的があるからです。
この度、私たちはこの目的で、「ヤングケアラー問題」について地域の方々への認識を広めるための講演会&コンサートを開催することにしました。
場所は、長野県御代田町にあるエコール御代田の、コンサートホール。6月頃で只今調整中。
昨日このコンサートで演奏して下さる音楽家のお二人とミーティングをしてきました。お二人とも大変熱心に話を聞いてくださり、趣旨にご賛同して頂きました!
そして講演会の講師も只今調整中ですが、ヤングケアラー問題に現場の最前線で奮闘している素敵な方にお越し頂きたいと思ってます。
長野県内でも初の「ヤングケアラー問題啓発イベント」。なるべくチケット代を安くして、地域の方々が来やすくする為に、クラウドファンディングを行い開催費を補填したいと思っています。
ヤングケアラーの実情についての報告と、今後一人でも多くのヤングケアラーを孤独から救う為に、周りの人たちにできる事は?そんな話が聞けますよ。
詳細は決まり次第ご報告します。
祝・漫画デビュー
驚くなかれ!
ナント、私が主人公の漫画が、KADOKAWAレタスクラブの「コミックエッセイ」のウエブサイトで公開されました!
描いてくださっている漫画家さんは、かの有名な吉田美紀子さん!
吉田美紀子@消えてゆく家族の顔発売中 (@YoshidaMikiko) | Twitter
こちらがその漫画↓↓↓
去年ヤフーニュースでに掲載された私のヤングケアラーの記事を読んだKADOKAWAの編集者の方が、声を掛けて下さったことから始まったこの企画。
本当に実現しちゃった・・・
というのが正直な感想。
それでも折角だから見て言って下さい。すべて私の体験談。
これから連載が始まりますよ~
困っている人を孤立させない社会を
先日、知り合いのご家族の、旦那さんが亡くなりました。中学生の娘さんが、非常にショックを受けて苦しんでいるそうです。その娘さんはパパが大好きだったとのことで、今も学校にも行けず精神的な治療も必要な状態だとの事・・・
その話を聞いた時に、何故かその少女の気持ちが胸に迫ってきて、私が中学生の頃、若年性アルツハイマー病で私の顔を忘れてしまった母に感じた、怒りと失望と悲しみが、急に心の中に蘇ってきました。
あの時も苦しかったけれど、こうして今この時代にも、世の中には家族の事で苦しんでいる子供がいる。
その様な子供たちを、地域の大人たちで支えてあげられることはできないか、そんな社会に変えることができないか。毎日考えています。
先日ヤングケアラーのフォーラムに出演されていた、スクールカウンセラーの黒光さおりさんの言葉が胸によみがえりました。
「ケアすることもケアされることも当たり前。迷惑かけ合おうよ!という社会を作りたい。」
えんじょるのを始めてから丸4年間、困っている人を孤立させない社会を作りたいと思って取り組んできました。なぜこんなに情熱を傾けてやってきたかというと、結局は昔の自分を救いたいからなのでしょう。
でも、なかなか思い通りにはいきません。試行錯誤の日々です。でも、もう少し歩みを止めずに頑張ってみます。
今その少女の為に歌を作っています。少しでも元気を出してもらえるように願いを込めて。曲名は「resilience(レジリエンス)」。回復力、柔軟性という意味です。
ボランティアと遊び心
皆さん、「こんなボランティアだったらやってもいいかなぁ」って思いませんか?
じーばーイーツ
清走中
やっていることはどちらも慈善活動。「じーばーイーツ」は高齢者の家に食事を届けて一緒に食事をするというボランティア、「清走中」はゴミ拾い。どちらの活動も、もしNPO団体なんかが普通に市の広報誌にボランティアの募集案内を出しても、あまり人は集まらないし話題にすらならないと思います。でも、ちょっと遊び心を加えるだけで、これだけ魅力的な活動になるんですね。
「えんじょるの」はボランティアが気軽に登録できるように、ボランティア登録~実施~終了報告まですべてスマホで済むようにして、しかも金銭的に損がないように有償ボランティアという仕組みにしました。その結果、地元の105人の買い物ボランティアを集めることに成功したのです。それはそれで、素晴らしい結果だと思っているのですが、しかしこの記事を読んで、「えんじょるのに足りないものはこれかも知れない!」と思いました。
そう、遊び心です!
そこで、「えんじょるの」に少し遊び心を入れたらどうなるか考えてみました。例えば、高齢者からの「買い物リクエストメール」が届いた時、「お礼」の所にこんな一言がのっていたらどうでしょうか?
(買い物リクエストメール)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
只今、買い物に困っている80代女性から、買い物リクエストがありました。どなたか受けて頂けないでしょうか?
本日夜6時までに買い物代行をして下さる方は、下記リンクを押してください。(配達時間は個別にご相談ください)
ご依頼人(利用者):80代女性
近くの目印:○○南小学校
行き先:△△スーパー□□店
ご依頼人より一言:足が悪くて買い物に困っています。どうぞよろしくお願いいたします。
お礼:500円と、死んだお爺さんが集めていたこけし、好きなの1個差し上げます
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「えぇ~!こ、こけし」
こんなメールを見てしまったら、驚くと同時に笑っちゃいませんか。受ける側としては別にこけしはいらないけれど、なんだか、沢山のこけしが飾ってある家で一人暮らしをしているおばあさんをイメージできてほっこりとした気持ちになっちゃいます。そして、不思議と「困ってるのなら買い物してきてあげようかなぁ」という優しい気持ちになる気がするのです。他にも、お礼の品に「おばあちゃんとの2ショット写真撮影ができます」とか「おばあちゃんが得意の民謡を一曲聴かせます。」なんてあっても面白いですね。
ボランティアをするって言うと、自分を偽善者の様に感じてしまい、なかなか始める勇気が湧かない人は多いと思うのですが、単純に「面白そうだからやってみる」という動機があれば、すごくやりやすいと思いました。
ボランティアと遊び心。とっても大切な関係がある事に気がつきました。
これから絶対に必要になってくる「外出付き添い支援」
出かけることが困難な高齢者にとって、マイカーで外出付き添いをしてくれるサービスがあると良いと思いませんか?
例えば銀行でお金をおろして、そのあとスーパーで買い物をしたいと思ったとき、車を持たない高齢者はどうするかというと、まずタクシー呼んで銀行に寄り(その間タクシーは待たせている)、その後スーパーまで行って買い物をします。買い物が終わったら、再び電話でタクシーを呼んで来るのを待ち、来たら運転手さんにお願いして買い物袋を車の中まで運んでもらい、乗って帰るとこういう流れになります。
もしこれが、外出付き添いサービスならどうなるかというと。
まず約束の時間に付き添う人がマイカーで家まで迎えに行って、そのまま銀行に寄って付添い、それから買い物に付き添い、買い物が終わったら家まで送ると、全く途切れなくサービスが提供できます。しかも、車の乗り降りや、買い物中の付添い、荷物運びまですべてやってくれるので便利ですよね。
私はこの外出付き添いサービスを、2時間1000円の有償ボランティアで実施したいと考えています。一番の理由は高齢者にとって料金が安いからです。例えば今回の例でタクシーを使って買い物行った場合、行きは【迎車料金+運賃+銀行で待っている待機料金】がかかります。そして帰りは【迎車料金+運賃】がかかってくるのでかなり高額になるのではないでしょうか。私の知り合いの高齢者は、買い物に行くのに、毎回往復5000円の交通費をかけています。
それともう一つの理由は、車の乗り降りや買い物袋の荷物持ち、または店内の付添いや会計時の手伝いなど、高齢者にとって必要な移動以外の細かな支援が、付き添いサービスであればできるからです。
でもこの外出付き添いサービス、簡単にはできないのです。これを仕組みとしてやるには、今のところ考えられる4つの課題をクリアしなければなりません。その4つとは、
1 マイカーで送迎することが道路運送法上の白タク行為にあたるのではないかという心配があること
2 運営するボランティア団体の運営費は誰が払うのかという事
3 そもそもそんなにボランティアが集まるのかという事
4 交通事故が起きた時のリスクは誰がとるのかという事
そこで、今回は一つ一つ私なりに考えた解決策をご紹介したいと思います。
1 マイカーで送迎することが白タク行為にあたるのではないかということ
→こちらに関しては、法的に白タク行為にはならないことが確認できています。なぜなら外出付き添いサービスはその名の通り送迎行為自体に料金が発生していないからです。この場合謝礼の1000円は、付添いに対する謝礼であって、送迎は含まれていません。送迎は無料サービスだからです。
2 運営するボランティア団体の運営費は誰が払うのかという事
→こちらに関しては、「えんじょるの」のマッチングシステムを使ってオペレーターを使わずに自動でマッチングさせるようにすることで、電話オペレーターの人件費を削減します。唯一かかるコストがマッチングシステムのレンタル代月額3万円ですが、これを寄付やクラウドファンディングなどで調達するのです。
3 そもそもそんなにボランティアが集まるのかという事
→これはやってみないとわかりませんが、私は集まると思っています。なぜなら「えんじょるの」は手空き時間を使って気軽にボランティアできることを目指したシステムで、一般的なボランティア団体よりもはるかにお手軽にボランティア登録ができるからです。例えば登録はすべてスマホで出来ますし、実施報告もスマホで完了。ボランティアの依頼はメールで配信され、メールを見たボランティアは都合よい時だけ受託すればよくて、都合が悪いときは放っておくだけという手軽さ。それでいてボランティアの本人確認もバッチリ行っています。実際に私個人で買い物ボランティアを集めたときは、地元の105人の方がボランティア登録してくれました。だから世の中には「手軽ならボランティアしてもいいよ」と思っている人は大勢いると信じています。
4 交通事故が起きた時のリスクは誰がとるのかという事
→正直ここが一番の難題です。通常高齢者を乗せて交通事故を起こしたら、運転しているボランティアに責任がかかってきます。マイカーなので当然ボランティア本人の自動車保険を使うことになるので、このことがマイカーを使う送迎ボランティアが増えない原因にもなっているのです。でも、つい最近この問題を一気に解決する保険がでたのです。その名も、
損保ジャパン「移動支援サービス専用自動車保険」
これまさに、マイカーを使った送迎ボランティアの為に作られた保険なのです。つまりこの保険を使えば、送迎中に起こした事故にたいしても自分の保険を使わなくてよいのです。まさに、時代に必要とされてできた保険ですね。詳しくはこちら↓
https://www.zenkoku-ido.net/temp/210319SOMPO_assurance_pop.pdf
もうこれからの時代は、地域住民同士が助け合わないと高齢者の生活が成り立たなくなると思います。なぜなら国も自治体も個人もお金がないからです。だから少しでもコストがかからない仕組みだけが生き残っていくのではないでしょうか。
いつの日か、超低コストシステム「えんじょるの」が大勢の人に認められる日が来ることを願って・・・
死んだ人の数
人類が発生してから現在まで、累計で何人の人がいたと思いますか?
答えは1080億人だそうです。
現在地球上には70億人の人が生きているから、過去に死んだ人は1080から70を引いて、1010億人。今生きてる人間の15倍もの人が既に死んでいるのですね。
そんなにたくさんの人生が過去に存在してたなんて、思いもしませんでした。我が家の先祖や歴史上の有名人で知っている人を合わせても、精々100〜200人くらいでしたから。
そう考えると、全ての人はいずれ肉体も精神も人の記憶からも綺麗さっぱりなくなるという事。そう思えば、返って清々しく感じます。
もうすぐ私は49才になります。母と兄が生きた48年間をもうすぐ超えます。
残りの人生、後悔なく生きたいと思います。
コロナ対策で思う事
なぜ日本はこれほどまでに、若者や子供を大切にしない国になってしまったのでしょうか。
昨日は厚生労働大臣が「2歳児からマスクをつけさせる」ことを前向きに検討するという発言をしていました。あの発言は、「自分たち高齢者を守るためなら、子供たちが我慢するのは当然だ。」という心情を表してる様にしか私には聞こえませんでした。
子供たちが豊かな子供らしい子供時代をすごせるように、若者たちがかけがえのない青春時代を過ごせるように、それらを優先させるという決断をどうして日本の大人はできないのでしょうか。子供らは皆、重症化リスクが高い高齢者のために、人生の基礎を築くための大切な機会を失っているのです。
本当にかわいそうです・・・私は一人の大人としてとても情けない気持ちです。
私は今48才ですが、若い頃から好きな事をして生きてきましたし、やりたいこともやり尽くしてきたと思っています。もちろん良かったことばかりではなく辛いことも沢山経験してきました。ヤングケアラーだったことや、身近な人たちの死、うつ病で死にたいと思っていた時期もありました。それらも含めて全力で自分の人生を生きてきました。今私はこの人生に全く後悔はありません。だから未来を担う子供や若者たちの為なら、明日死んでも良いと思っています。
でもすべての大人たちに、私のように「子供のために死ぬ覚悟を持て」というつもりではありません。いや、本当は覚悟なんてどうでもよくて、大切な事は重症化しない子供たちの生活に「一切制限を設けない」という決断を私たち大人がする事です。もしコロナが怖ければ、大人が自分たちで自衛手段を取ればよいのです。
その様な意思決定ができるのが成熟した大人というものではないでしょうか。
そうやって自分よりも子供たちの人生を大切にする大人の姿は、子供たちの心に大きな宝物として残り、更に次の世代にも受け継がれていく日本人の魂になるのだと思います。
悲しいニュースです
先日墜落したF-15戦闘機のパイロットが、大学のアメフトチームの1学年上の先輩だったことが判明しました。この事故の事は知っていましたが、今朝のニュースでパイロットの名前が公表されて知りました。
とても悲しいです。若い頃の私の夢を実現してくれた人です。
「コージさん」
生きててほしい。
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/649261
私も命がけで働いている人に、恥じない生き方をなくてはと思います。
ものづくり補助金再挑戦!
2週間前に、不採択通知が来た「第8回ものづくり補助金」
それからすぐに不採択理由を電話で審査官に教えてもらい、約一週間は思考停止状態だったのですが、一週間前に「第9回目に挑戦するぞ!」と決めてからは、怒涛の如く申請書の修正を行い、昨夜申請完了しました!
「成功の要諦は、成功するまでやる事にあり」
以前ある方に教わった、松下幸之助さんのすばらしい言葉。
でも正直私は、「何度やっても成功するかどうかなんて誰にも分からない」と思っています。それより、「例え成功しても失敗しても、本気で挑戦することこそが人生そのもの」そんな気がしています。
そんなことを考えていたら、今から約20年前の2003年の自分を思い出しました。当時私は社会人アメリカンフットボールの選手をしており、命がけで日本一を目指していました。私は2部の大学出身の実績もない無名選手、体も小さく不器用、おまけに小心者、そんな欠点だらけの選手でしたが、とにかく本気で挑戦したのです。毎日練習前には「今日、選手生命が終わってもいい。100%出し切る。」と自分に言い聞かせて練習に臨んでました。
結果的にその年は念願かなって日本一になれたのですが、よく考えてみれば、決勝戦で勝てたのは偶然が重なったことも大きな理由。やはりそこは【ゲーム】ですから。でもそんな偶然の結果よりも、私にとっては、そのゲームに臨むために毎日必死に頑張ったことの方が、今となっては素晴らしい想い出なのです。
だから、今も私が諦めそうになると、
「今この瞬間に全力でやるかやらないか、人生はそれだけだ!」
と心の中の、ボロボロになりながら歯を食いしばって闘っている昔の自分が、私に発破をかけてくれるのです。
ヤングケアラー支援のイベントに参加しました
先日、NPO法人カタリバという団体が主催する、ヤングケアラー支援のオンラインイベントに参加してきました。
まだ公的な支援も整備されてない中で、ヤングケアラーの子供達の為に、皆さんとても頑張っている!
その中で私が特に印象に残った言葉がありました。それは、「子供達はSOSを出せない」という事です。これは、子供たちは大人との心理的な壁があって周りの大人に「助けて欲しい」と言えないだけでなく、何をどう助けて欲しいかを相手に話す技術も持っていないという事です。それに家庭と学校という狭い社会しか知らない子供たちは、例えば自分の恵まれている環境に対して幸せを感じることができないのと同じで、例え自分が生活している環境が劣悪であったとしても、そもそも不幸と感じてないことが多いからSOSを発信する発想すら持たないということです。
これを聞いた時、「確かにそうだよな〜」と妙に納得しました。
自分の子供の頃を思い返しても、大人は子供の自分達より強い立場の人々であって、下手なこと言うと怒られるという心配もあるので、そもそもが自由にものを言える関係ではないという感覚を思い出しました。
ところで、先日埼玉県で起きた、中学3年生の男の子が自宅で死亡した事件。ご存じでしょうか?
この子は幼い兄弟の世話をするために小学5年生の頃から学校に行っていなかったそうです。この話題が、オンラインイベント中に出た時、参加者の誰もが「この不幸な男の子と、男の子にそのような生活を強いた酷い親」という認識に包まれました。
しかしこれは私の想像ですが、この子は普段「自分は不幸だ」とは思っていなかったような気がします。彼自身、何となく周りの子供たちと違うことに違和感を感じながらも、むしろ学校に行かず、幼い兄弟の世話をしながら暮らす事が彼の日常であって、その生活の中には彼なりの、くつろぎと、笑いと、自分の役割と、家族の一員として暮らす安心感もあったのではないかと思います。それに彼の親も「学校になんて行かなくていい。」という発言をしていることからも分かるように、学校よりも年上の兄弟が下の子の世話を優先する事は、この親なりの当たり前の価値観だった。
そんな風に彼と彼の親の気持ちを想像してみた時、「これじゃぁ、この子もこの親も、周りの人にSOSを出す訳はないなぁ」と感じました。
家庭という小宇宙。自分の固定観念をどこまで捨てて寄り添えるか。対人支援の難しさを考えさせられた時間でした。