リクエストが来ない・・・
えんじょるの開始して5日目。未だ「買い物リクエスト」は来ず…
登録者自体も少ないから仕方ないのですが、
誰にも必要とされていないのか・・・
ただの独りよがりだったのか・・・ と不安になってしまう。
買い物に困った人にとって役に立つに違いない!と思って一生懸命作り上げたシステムは、いきなり窮地に立たされています。
でも・・・今は亡きNさんは、本当に買い物に困っていた。ああいう人が今も必ずいるはずなんだ。暗い部屋の奥で外にも出られず、訪問した私に「おせんべいがたべたいな。買って来て下さい。」と言っていたNさん。
そんなNさんのような人に、どうやってえんじょるのを知らせたらよいのだろう。どうやって登録してもらえばよいのだろう。
まだまだ課題が山積み・・・
2人も登録が!
本日はとても嬉しいことがありました。
ナント2人の高齢者から利用者登録の申し込みがあったのです。
2人とも申込書に手書きで記入して、人づてで申込書を手渡ししてくださいました。
やっぱり高齢者はFAXよりも「紙に書いて手渡し」なんですよね~。
ましてや自分でサイトに登録、なんてありえませんね。
明日から始まります!
いよいよ明日から「えんじょるの」運用開始です。
ゼロから始めてこの一年半、濃かったな~・・・
援助者(買い物に行ってくれる地域住民)と利用者(買い物をして来て貰う人)の登録者数は、まだまだ少ないのですが、「えんじょるの」を使ってくださる皆がHappyになってくれる事を願っております。
えんじょるの!?
約2年前の事です。
スーパーで買い物をしていた私は、鮮魚コーナーで見つけたマグロのお刺身を見ながら、「そういえば、〇〇さん、マグロの刺身食べたいっていってたなぁ。買って届けてあげたいなぁ。」と仕事で担当している一人暮らしのおじいちゃんの顔を思い浮かべていました。
でも、私は〇〇さんのケアマネジャーをしている為、プライベートで関わるわけにはいきません。それに、他の沢山の担当している高齢者を差し置いて〇〇さんだけ特別扱いもできません。
軽く諦めかけていたその時、ふと店内を見渡すと、そこには大勢の買い物客が・・・
そこでひらめいたのでした!
「ここにいるお客さんが、ついでに買い物をして帰り道に届けてあげられる仕組みがあれば、買い物難民問題は解決しちゃうじゃないか!」
そこから始まった、BIGチャレンジ!
ITど素人のオヤジケアマネジャーが、諦めずにじわじわと前進してきた結果、なんと、買い物難民撲滅支援webシステム「えんじょるの」が完成し、2019年4月に地元の食品スーパーで運用開始となりました!
一人のケアマネジャーが現場目線で開発した「えんじょるの」。果たして世の中に受け入れられるのか?、それともこのまま消え去るのか?
現在進行形の「えんじょるの」に込めた熱い思いを、今まで取り組んできた、はちゃめちゃなエピソードと共に、これからブログでご紹介していきたいと思います。