えんじょるの

現役ケアマネジャーが現場目線で考えた、買い物難民問題解決を目指すITシステム「えんじょるの」と高齢化社会の話をします!

同調圧力

今日はちょっと小難しい言葉を出してしまいました。

でも、私が「えんじょるの」と共に歩んできたこの2年半、思い返せば「同調圧力」との闘いだったなぁと思うため、今日はこのことを書かせて頂きます。

 

同調圧力」とは、「何事も周囲と同じことをしなければならない」という周りからの無言のプレッシャーのことです。皆と違うことをしている人を叩くアレです、アレ。

特に日本社会はこれが強いのではないでしょうか。最近でもコロナ自粛の中、自粛しない人を糾弾するニュースが後を絶ちませんね。

「自粛しないと、皆が迷惑だろ!自分勝手な事するな!」って具合に。

日本では職場でも学校でも「個」よりも「集団」を大切にすることが優先されます。「みんな一緒に」、「空気を読んで」、「人に迷惑をかけないように」という事が、「自分を大切に」する事より優先される文化なのです。

 

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同調圧力」に関して以前こんなことがありました。

「えんじょるの」のシステムが完成した時のことです。いよいよ運用開始となる時、地元の朝刊2紙が大きく記事にしてくれた事がありました。当然私の職場の職員たちの目にも入っている筈だったので、その日私は職場で色々な話をしようと思ってワクワクしながら出勤したのです。

しかし予想に反してその日は誰からも話題を振られませんでした。皆さん知っているのは明らかな様子でしたが・・・

その日私が周りから感じた冷ややかな視線、そして上司からの「きちんと報告してください。」という淡々とした言葉。何だか肩身の狭い思いを感じた事を覚えています。思えばあれも、異質なものを受け入れまいとする同調圧力の一種だったのでしょう。結局私はその空気に耐えられず、数日後の会議で皆に謝りました。「皆さんに事前に報告もせず、お騒がせしてすみませんでした。」って。何も悪い事してないのに〜(笑)

(ちなみに「お騒がせしてすみません」という言葉も同調圧力の存在を感じさせる日本的な言葉です。例えば私が何か変な事をしたとしても、それを見て騒いだのは相手であって、私が騒がせた訳ではありません。もし騒ぎたくなければ、相手は私のことなど無視すれば良いだけです。それなのにこの言葉では、悪いのは相手の心に波風を立てた私という理屈ですから、そこには周りからのプレッシャー(同調圧力)が存在してますよね。)

その後私は、「えんじょるの」を広める為にあれこれ活動する中で、この同調圧力の存在をあらゆる組織や集団の中に見ることになりました。新聞記事を話題にしてくれないことなんて可愛いものです(笑)「組織の安定を妨げようとする異分子は、なるべく寄せ付けず排除する。」当たり前と言えば当たり前の自然の摂理ですが、私自身が「えんじょるの」という異分子になって初めて身に染みて感じたことでした。

同調圧力には良い面もあります。東日本大震災の後、略奪も起こらず、コンビニの商品が整然と並び、道路が一週間で復活して世界から奇跡だと讃えられるのは、私達日本人は周りと同調する能力が高く簡単にひとつになれるからです。

しかし、この「同調圧力」、新しいことを始める時には大きな敵になります。存在の見えない敵です。しかも日本人全員の心の中に既に常識として入り込んでいる、とてつもなく巨大なボスキャラです。

 

それでも私は少しずつこのボスキャラとの闘い方がわかってきました。私がいかにこのボスキャラと闘ってきたのか。次回その闘い方について書かせて頂きますね~。

お読みいただきありがとうございました。

 #えんじょるの#買い物ボランティア