えんじょるの

現役ケアマネジャーが現場目線で考えた、買い物難民問題解決を目指すITシステム「えんじょるの」と高齢化社会の話をします!

たらい回しで目が回る

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なぜかペンギン・・・


 


先日実際にあった、笑えない話。

私がケアマネジャーとしてあるご家庭に訪問した時の事。そのご家庭は娘様が1人で親御様の介護をなさっています。親御様は要介護状態で、1人では暮らせません。そんな中、娘様からこんな質問が出ました。

娘様「もし私がコロナに感染して入院してしまうことになったら、親はどうしたらいいでしょうか?」


もし娘様が陽性であったとしたら少なくとも親御様は濃厚接触者となります。そのため潜伏期間の2週間が過ぎるまでは、十分な感染対策をして介護しなければなりません。

 

でも一体誰が介護するの…?


ハッと気づいた私は、考え込んでしまいました。・・・やってくれる人いるのかな?


そこで私は普段関わっている、訪問介護事業者に片っ端から対応可能かどうか聞いてみました。

結果…全部無理

 

その後、介護施設か病院で預かってもらえれば良いと考え、あちこちの短期入所施設と病院に聞きました。

結果…全部無理

 

そこで県のコロナ対策窓口に電話。

私「濃厚接触者の要介護者を2週間だけ避難保護させてくれるベッドを県では確保していませんか?」

答え…「確保していません。」

私「じゃあどうしたらいいでしょうか?」

答え…「地元の保健所に相談してください。」

 

そして私は地元の保健所に電話をしました。

私「受け入れてくれる施設はありませんか?」

答え…「ありません」

私「ではこの場合どうしたら良いのでしょうか?」

答え…「担当のケアマネジャーに対応できるサービスを探してもらってください。」

 

私「・・・えーっと、私がケアマネです・・・」

 

と言う訳で、こうなったら自力で探すしかないと思い、地元の民宿やペンションに手当たり次第に相談。

私「万が一の時そちらの施設で預かっていただけないでしょうか?」

答え…「保健所からの指導で、部屋に風呂とトイレがついていないとダメと言われているからうちでは受け入れできません。」

 

と言う事は、風呂とトイレ付きであれば保健所から宿泊可能とお墨付きを貰っている施設が地元にもあるかもしれないと思い、地元の役場に相談。

私「この地域で保健所から緊急事態に宿泊可能な施設として認められている施設を教えてください。」

答え…「把握していないので、保健所と相談してみます。」

 

私「・・・また保健所に逆戻り・・・」

と言うわけで、結局どこの行政機関にも解決策を示してもらえず、私と娘様は智恵を絞ってひたすら考え続けたのでした。

 

でも2人で考え抜いたその方法が何とかうまくいきそうな感じです。


しかし、たらい回しって、毎回1から説明する方はヘトヘトになりますね。

人間の気力と時間を奪う”たらい回し攻撃”!!恐るべし