えんじょるの

現役ケアマネジャーのえんじょるのプロジェクト代表が、現場目線で考えた、買い物弱者問題を解決するITシステム「えんじょるの」と高齢化社会の話をします!あと時々脱線ネタも(^-^)

訪問型サービスB!

なんだかカッコいい名前でしょ〜f:id:enjorno:20200224162114j:image

これ何だか知ってます?

 

民間のボランティア団体がやってる、家政婦さん派遣の様な活動ってあるじゃないですか。例えば、困っている人の家に行って、ゴミ出ししたり、掃除したり、買い物代行したりと言うような助け合い活動です。

 

実はこれが2年前から国の介護保険政策の1つとして正式に位置づけられたのです。それが「訪問型サービスB」!

 

皆さんこの凄さ分かりますか?

へーって言ってる場合じゃないですよ。

 

だって、ボランティア活動が国の介護政策になってるんですよ!(ある意味、国にはもうお金がないと言う事なのですが…)

 

でも考えてみてください、ボランティア活動って本人の自由意志によるものですよね。だからやるもやらないも本人次第。

じゃぁもし誰もやらなかったら政策丸つぶれですよね。

 

そう、だから国はボランティアによる地域の助け合いを推奨するために、訪問型サービスBのボランティア団体に補助金を出しているんです。

でも実際に補助金を出すのは、国ではなく地方自治体なので、補助金が欲しいボランティア団体は自治体に申請をあげて、許可を受ける必要があります。


ただ、ここで1つ大きな問題があります。
それは自治体によって許可の基準が違うという事です。

 

例えばA自治体では、買い物ボランティア団体は認められても、B自治体では買い物だけではダメで、掃除洗濯全てやる団体じゃないと認めないと言うような具合です。

 

おかしいと思いませんか?

 

助け合いの実施主体は、自治体ではなく地域住民です。だから活動内容は自治体が決めるのではなく地域住民が決めるべきです。だから自治体はその団体がどのような活動をするボランティア団体であれ、地域の助け合いにつながる活動であれば支援すべきですよね。じゃないと、せっかくのボランティアと言う自主性と意欲が削がれてしまい、結局ボランティア団体の数が増えず、自治体自らが自分の首をしめて、政策を潰しかねません。

 

でも実際は、自治体がすべて活動内容を決め、その活動内容に沿った下請けのような団体しか許可されないことが多いようです。

 

そんな逆風が吹き荒れる介護業界ですが、この度「えんじょるの」は、ある自治体に訪問型サービスBのボランティア団体として申請してみようかと思っています。

さぁ、全く今までにない方法で、しかも買い物代行しかやらない「えんじょるの」を、自治体は許可するのかどうか?

 

ある意味、自治体の姿勢も見えるかも知れませんね。結果はまたブログでお知らせします(^^)